「KAGRA」のレーザー干渉計

「レーザー干渉計」は、1つの光源から出たレーザー光線が直角二方向に分かれて、遠くに配置した鏡で反射され、また分離地点に戻ってくる構造の装置です。

二方向から帰ってきたレーザー光の到達時間の差を、光の干渉現象を利用して判定します。

 重力波は非常に微弱なので、直接観測には、レーザー干渉計から「鏡の熱振動」「地面振動」などのノイズをいかに排除するかが重要です。

そのため、「KAGRA」では、基線長「3,000m」のレーザー干渉計を地下に設置した上で、反射鏡を振り子状に懸架して、それらを「20ケルビン」に冷却するなどして、世界最高精度の「重力波望遠鏡」の実現を目指しています。

 「重力波望遠鏡」を地下に設置するのは「KAGRA」が世界初です。
これは、地面震動が地表と比べて100分の1程度と小さく、「重力波」の観測に有利だからです。

場所として池ノ山が選ばれたのも、飛騨片麻岩という非常に硬い岩質を含む山であることも理由の一つになっています。

今後の予定

「KAGRA」では今後、「実験施設の整備」「実験装置の構築」をして、2015年末には「重力波試験観測」を行ない、2017年度に「重力波の観測開始」して、「世界初の重力波直接観測」「重力波天文学の創出」を目指しています。


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