● ラピッド・スタート・テクノロジー

 初期には、Windows7向けに、インテルの「ラピッド・スタート・テクノロジー」が登場しました。

 これは、RAIDの機能を応用する仕組みで、起動速度がSSD並みになるなど、非常に効果的な手法でした。
 しかし、環境によっては安定性に欠ける面や「Windows10」に対応していないなど、欠点もあり、現在の機種では利用できなくなっています。
 「ラピッド・スタート・テクノロジー」の「Windows10」への対応は望まれていましたが、今回、インテルの「Optaneメモリ」と形を変え帰ってきました。

● Optaneメモリ

 インテルの「Optaneメモリ」は、「ラピッド・スタート・テクノロジー」の欠点を補いながら、「Windows10」でも動作する仕組みとして登場した新しい仕組みです。

 従来の「ラピッド・スタート・テクノロジー」では、市販のSSDを組み合わせて利用しましたが、高速なSSDは高価ですし、安価なSSDでは、性能向上の幅が小さくなる問題がありました。

 対してインテルの「Optaneメモリ」は、専用に設計されたキャッシュ用のSSDを接続して利用します。
 専用品が必要なので、製品選択の幅は狭まりますが、比較的安価なので、「ラピッド・スタート・テクノロジー」に比べると、必要なコストが小さくなります。

 また、専用品だけあって、互換性や安定性の部分でのトラブルが少なく、「ラピッド・スタート・テクノロジー」よりも安心して使えるようになっています。

※「ラピッド・スタート・テクノロジー」も「Optaneメモリ」も対応するチップセットとOSでしか動作せず、「Optaneメモリ」については、キャッシュメモリ自体に加え使用可能なCPUも限定される(第7世代CoreiシリーズとZ270/Q270/H270/Q250/B250/C236の各チップセット。セレロンやPentiumでは動作しない)。