「Unity」や「Unreal Engine」など、近ごろは、「ゲーム開発環境」の種類も多岐に渡るようになりました。その中で、「ツムツム」や「モンスターストライク」といった有名タイトルに使われているフレームワークがあります。それが、「Cocos2d-x」です。

■ 朱鷺 裕二

「Cocos2d-x」とは

 「Cocos2d-x」は、オープンソース(MITライセンス)で提供されている、ゲーム開発フレームワークです。「2Dゲーム」の開発において、他のゲームエンジンよりパフォーマンスが出やすく、軽量なゲームを作りやすいのが特徴となっています。

「Cocos2d-x」公式ページ

 使用言語は、「C++」「JavaScript」「Lua」から選択できます。

「Cocos2d-x」の特徴

 「Cocos2d-x」は、「Unity」「Unreal Engine」などの開発環境と違って、自分でソースコードを確認して変更はできます。そして、開発したゲームが仮に大ヒットしたとしても、ライセンス料を支払う必要がないため、金銭面の心配もありません。

 以下に、「Cocos2d-x」と「Unity」の比較を示します。

 Cocos2d-xUnity
パッケージサイズ軽量肥大化しやすい
パフォーマンス高パフォーマンスCocos2d-xより遅い
ライセンス料OSS(無料)条件付きで無料
プログラムC++/JavaScript/Lua
オブジェクト指向(Cocos Creatorはコンポーネント指向)
C#/JavaScript
コンポーネント指向
外部拡張性
(アセットなど)
少ない。ネイティブ連携支援ツールとして、SDKBOXがあるAsset Storeや各デベロッパ、パブリッシャの対応により多岐にわたる
ドキュメント量少ない多い

 「Unity」などとは違って、ソースコードをメインに書いていく側面が強いため、プログラムの知識を多く求められる傾向にあります。
 しかし、最近は、このフレームワークを使った「CocosCreator」と呼ばれる統合開発環境がリリースされており、「Unity」に近い、GUIを使ったゲーム開発ができるようになっています。

CocosCreator