⑤可変抵抗器

 「R2」の抵抗を求めます。出力される電圧「VO」は、データシートより、次のような式で与えられます。

 データシートによると、「IADJ=100μA」と小さいので、「IADJ R2」の部分は、無視することにします。式を変換すると、次のようになります。

 「VRFE」に「1.25V」と、先に求めた「R1」の抵抗「150Ω」を代入。出力「1.5V」のときの「R2」は、「R2=150Ω(1.5V÷1.25V-1)=20Ω」。出力「12V」のときの「R2」は、「R2=150Ω(12V÷1.25V-1)=1290Ω」
 「30Ω~1290Ω」なので、抵抗値を調節できる、「2kΩ」の可変抵抗器を選定しました。

 電力は、「30Ω」のときは、「P=VI=I×R×I=0.0083A×30Ω×0.0083A≒0.002W)」。
 「1290Ω」のときは、「P=0.0083A×1290Ω×0.0083A≒0.088W」となるため、定格電力「0.125W」の可変抵抗器を利用しました。

⑥「LM317Pレギュレータ」の放熱

 レギュレータは、電圧を変換する際、熱を生じます。作り終えた電源回路を使って、次の条件で実験してみました。

実験の様子(電流約0.63A 電圧約7V)

 出力に、「10W 10Ω」の「セメント抵抗」を取り付け、さらにその先に「電流計」を取り付けて、電流「0.63A」、電圧「7V」に設定しました。


入力:0.5A×(12×1.44)V=8.64W
出力:0.63A×7V=4.41W


なので、「入力-出力=8.64W-4.41W=4.23W」がレギュレータの熱になります。