NVIDIA主催のディープラーニング漬けのイベントが開催されました(2017年1月17日)。このイベントでは、丸一日かけて、基礎講座や最新情報、ハンズオンなど、多数のセッションが行なわれました。

■ arutanga

ディープラーニングの発展にともない、存在感を飛躍的に高めるGPU

■ ビル・ダリー氏(主席研究員)の基調講演

 イベントの幕開けとなる基調講演では、ビル・ダリー(主席研究員)が、「HPC」(High-Performance Computing)と「ディープラーニング」の領域で、急速に進む「GPU」の活用状況について紹介しました。
 「Pascal」世代のGPU「Tesla P100」を8基搭載するHPCシステム、「DGX-1」を利用するスーパーコンピュータが、世界ランキングに続々入ってきています。
 すでに「TOP500」にランクインするスーパーコンピュータのうち13システム、ペタスケールのスーパーコンピュータのうち38システムが、「DGX-1」を採用していることが紹介されました。

「スーパーコンピュータ」に浸透するGPU

 また、「ディープラーニング」においては、大量のデータを用いて長時間の学習(演算)を実行するのに、GPUが最適なハードであることや、「ディープラーニング」をコア技術に据えたプロジェクトが爆発的に増加していることなどが示されました。

GPUの処理能力は「ディープラーニング」に最適

 科学技術領域でも、「粒子加速器のデータ分析」や、「」物理シミュレーション」などの分野で、機械学習で組み上げられたシステムが、圧倒的な性能を発揮しています。
 次の図の「流体シミュレーション」では、200万個の粒子の運動を、リアルタイムで再現することに成功しています。

液体の動きを再現した「流体シミュレーション」