「UnlimitedHand」(アンリミテッド・ハンド)とは、H2L(株)が発売している、新しい体験ができるゲーム用コントローラーです。
腕に巻き付け、電気刺激で筋肉を収縮させることで、モノに触れたときの“感触”や、手のひらに鳥が乗ったときの“バウンド”などを体感できます。

■ 西村 太一

「UnlimitedHand」の歴史

 もともと「PossessedHand」(ポゼッスド・ハンド)という名称で、「脳が電気信号で筋肉を動かしているのであれば、コンピュータによって筋肉や人を動かすことができるのではないか」と開発が進められていました。

PossessedHand。多くの電極がセットされていて、それぞれ動かす指(筋肉)が違う。

 電気を用いた筋肉の動きの研究は、日本の他ドイツなどでも盛んに行なわれていて、「EMS」(Electrical Muscle Stimulation)と呼ばれています。
 通販番組などでよく見掛ける筋肉を自動で動かすダイエット用の装置も、この「EMS」です。

 同社の「PossessedHand」は、大学や医療関係などの研究用として開発されていましたが、その技術をゲームなどに応用できるように製品を目指したのが、今回の「UnlimitedHand」 です。

 現在も「開発者専用キット」としてAmazonで購入できます。

発表は2015年秋

 米国のサンフランシスコで行なわれたテクノロジーメディアイベント「TechCrunch Disrupt SF」で日本人としてはじめて選出され、発表を行なっています(2015年9月22日)。

 「TechCrunch Disrupt SF」は、約1000社の応募中20社程度しか発表できない狭き門で、世界へ強いメッセージとインパクトを与えることができます。
 「Kickstarter」でのクラウドファンディングでは、当初予定していた金額を22時間で達成し、最終的には目標額の約3倍以上もの資金を得ることに成功するなど、注目されているプロジェクトです。