未来の写真検索「ConceptCanvas」

 写真素材の検索を行なうとき、たとえば「傘」や「女性」といったキーワードで写真で検索を行なってきました。

 しかし、「ConceptCanvas」テクノロジーを利用すれば、これからは構図を指定して検索ができます。
 同じように「傘・女性」であっても傘を開いているのか、閉じているのかではずいぶん印象が異なります。

 デモでは、Photoshopのレイヤー上に、適当な四角い塗りを左のほうに作り、レイヤー名を「Person」(人物)とするだけで、その構図に見合った写真の候補が表示されました。
 アドビの提供する写真素材販売サービス、「アドビ Stock」がこれまで以上に便利になります。

そのほかのテクノロジー

 このほかにも数々のテクノロジーが紹介されました。

 たとえば、


・「SkyReplace」 写真の空だけを異なる写真の空と置き換える。
・「QuickLayout」 画像のレイアウトを自動的に調整。
・「Wetbrush」 絵の具の塗り重ねを3Dで表現。
・「InterVector」 写真の自動トレースの精度を向上。
・「Syncmaster」 音楽に合わせて自動的に動画編集をサポート。
・「CloverVR」 ヘッドマウントディスプレイをつけたままVR映像を編集できる。


など、写真やイラスト、映像編集に関する新技術が発表されました。

 これらはYouTubeで動画(英語)を閲覧できます。
 以下のURLからご覧ください。

アドビが見せる未来

 最近のアドビは、「Creative Cloud」や「Marketing Cloud」の整備と利便性のアピールばかりで、創造性を刺激するような発表はあまりありませんでした。

 しかし、今回発表された新アプリや新しいテクノロジーは、良い意味で期待を裏切ってくれました。
 新テクノロジーが新しいアプリとして登場するのか、既存のアプリの新機能となるのかなど、詳しいことはまだ分かりません。

 しかし、どれも1日も早くリリースが望まれる、久しぶりにワクワクするような発表であったと言えるでしょう。

 今回の発表を実際に作業で利用できれば、ワークフローが根本的に変わります。
 しかも、それは「クラウドで便利になる」ことではなく「豊かな創造性が手にできる」という意味で、大きな変化となります。


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