写真管理の「Project Nimbus」

 「Project Nimbus」は、「クラウド型写真管理アプリ」です。
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 「Lightroom」のように写真管理を行ない、「Google Photo」のようにクラウド上に写真を保管するサービスとなるようです。

 しかも、アプリは「デスクトップ版」「モバイル版」、そして「Web版」が用意され、いかなる環境からでもシームレスなファイル共有が可能になるとのことです。

 過去に、アドビは「Adobe Revel」という名前でクラウド上の写真共有アプリを展開していた時期がありましたが、「Adobe Revel」のクラウド管理は完全なクラウド管理ではありませんでした。
 あくまでもデスクトップ上のカタログがベースとなっており、それのプレビューファイルだけがクラウド上に管理される複雑な構造のものでした。
 また、結局はデスクトップ上のファイルを参照することになるため、「アドビ Revel」は写真の疑似クラウド管理にすぎなかったのです。

 これと比較して、「Nimbus」はクラウド上での写真管理が前提となるとのことです。
 ただし、はたしてこの「Nimbus」が「Lightroom」のようなプロフェッショナル・フォトグラファー向けの写真管理サービスとなるのか、それともライトユーザー向けのものとなるのかは分かりません。

 ちなみに、「Nimbus」とは、神の周囲に現われる輝くような雲のことで、意訳するならば「Lightroom」(明るい暗室)に対して、「明るい暗室のクラウド版」と受け取ってもよさそうです。
「声」を作り出す「Voco」
 Adobe MAXでもとくに観衆からどよめきが起こったのが、この「Voco」です。

 コンセプトは「音声のフォトショップ」であり、その音声にない部分すらも新しく「作り出せてしまう」というから驚きです。

 合成音声による発声ではなく、実際の人間の声を解析し、違和感のない声を作り出してしまいます。

 話者のオリジナル音声が20分程度あれば、その声質をもとに独自にテキスト読み上げができるとのことで、これが実現されればナレーションの撮り直しなどは必要なくなるかもしれません。

 また、感情的な発声にも対応するならば、現在、引退したり、あるいは亡くなってしまった声優の声データをもとに、当時の声のまま、新作アニメーションの声として利用できる時代が来るかもしれません。
画材で描いた陰影がそのまま再現される「Stylit」
 「Stylit」は、3Dオブジェクトのテクスチャを手描きで作り出せる不思議なアプリです。

 必要なものは、「IP Webcam Adapter 2.0」がインストールされたPCと対応カメラ、そしてプリンタと紙、画材です。
 その「紙に描かれた陰影」を、カメラで読み取って、「3Dオブジェクト」の「陰影」や「テクスチャ」を表現します。

左が紙に描かれたもので、右がこの質感を反映した3Dオブジェクト

左が紙に描かれたもので、右がこの質感を反映した3Dオブジェクト

 特筆すべきは、どんな画材でも好きなものを使ってもよい点です。
 「クレヨン」「鉛筆」「水彩」など、紙に使える画材であれば、どんな画材を使ってもかまいません。

 現在「Demo版」のダウンロードが開始されています。