intel「Joule 570X」について、誌面で触れられなかったことについて触れていきます。

■nekosan

環境設定など

■OSの起動とローカルログイン

 「Joule Developer Kit」の「拡張ボード」には、GPIO端子、HDMI端子、電源端子などに加え、マイクロUSB端子から「USB-シリアル変換チップ」を通して、「Joule」のUART(シリアル端子)からログインできるようになっています。
(「シリアル変換チップ」は、Arduinoなど多方面で利用されているFTDI社製で、ドライバの設定周りについても、あまり戸惑うところはないと思います)。

 USBケーブル経由で、PC(WindowsやOS Xなど)側から「teraterm」「putty」などのターミナルソフトを使って、ローカルログイン(シリアルログイン)できます。こうした仕組みは、「Edison」や「Raspberry Pi」と同じです。

 初期パスワードは設定されていないので、エンターキー押下でrootでログインして、コマンドプロンプトが表示されます。
(なお、「拡張ボード」にはUSB端子やHDMI端子が搭載されていて、ここにディスプレーやキーボード、マウスなどを接続すれば、GUIデスクトップ上で環境設定を行うことも可能です)。

puttyからログインしたところ

puttyからログインしたところ

■ネットワーク設定

 「Joule」はWi-Fiモジュールを内蔵しているので、Wi-Fiの設定を行なえば、Wi-Fi経由でリモートログインしたり、Webサーバーを動かしたりすることもできます。

 「Edison」や「Raspberry Pi」の場合、それぞれ専用のネットワーク設定用ユティリティーがOSイメージの中に最初から入っていて、簡単に設定ができました。一方「Joule」の場合は、汎用の設定ツール「connman」がインストールされています。

 「connman」は、主に組み込み用Linuxで利用するための、リソースをあまり消費しない、比較的簡易的な汎用ネットワーク設定ユティリティです。

 各機種専用のユティリティーと比べると、ユーザーインターフェイスが少しぶっきらぼうですが、家庭用のWi-Fi接続(SSIDとパスワードでログイン)だけでなく、ユーザ認証が必要な有料Wi-Fiなどに接続することも可能など、必要な機能は搭載されています。

 詳細な手順は省きますが、コマンドラインから、「connmanctl」コマンドを使って、周囲のWi-FiのSSIDを検索したり、目当てのSSIDに接続することが可能です。