「Substance Painter」は3Dの形状に直接3Dペイントできるソフトです。

■ 吉阪 豊

「Substance Painter」とは

 「Substance Painter」はAllegorithmi社が販売しているソフトで、「3D形状」に「ペイント」し、「質感」を向上させるツールです。

Substance Painter

Substance Painter

 ソフトの種類としては、「3Dペイント」と呼ばれます。「Windows」「Mac」「Linux」で動作します。

 「3D形状」を「モデリング」する機能はなく、「テクスチャ」の作成に特化したツールです。
 「模様」や「汚れ」などのほか、「凸凹」や「光沢」などもペイントできます。
 文字通り「3D形状」にペイントしていくことになるので、使う場合は、「ペン・タブレット」との併用をお勧めします。

 主に、以下の機能があります。
・「ペイント」は「レイヤ単位」で管理でき、「非破壊型」でペイント。
・形状を複数のグループにしてペイント(TextureSet)可能。
・「レイヤ」ごとに「マスク指定」可能。
・「concrete」「iron」「rust」など、「プリセット」の「マテリアル」が豊富。
・「法線マップ」や「AOマップ」、SSS用の「テクスチャ・ベイク」機能。
・「ペイント要素」(Tool)の自作可能。
・「パーティクル」を使った「ブラシ」。「汚れ」をつける場合に有効。
・「プレビュー」がきれい (「PBR + YEBIS」による「ポスト・エフェクト」) 。
・ペイント結果をボカす「ブラー機能」 (「Substance Painter 2」で追加) 。
・「Iray」によるレンダリング (「Substance Painter 2」で追加) 。

 実は「Substance Painter」だけでは何もできません。
 「UV付きの3D形状」を「Substance Painter」に読み込むことで、ようやく「ペイント」ができます。
 そして、おそらく「Unity」や「Unreal Engine4」などの「リアルタイム・ツール」にもっていくのが「よくある流れ」だと思います。
「Substance Painter」以外のソフト
 ところで、Allegorithmic社の製品は、「Substanceシリーズ」として、「Substance Painter」の他に、以下のものがあります。
 それぞれ役割が違うので、「Substance Painter」の立ち位置を知るためにも、簡単に説明します。

■ Substance Designer

 「ノード」をつなぎ合わせて「テクスチャ要素」の「質感」を作るツールです。

■ Bitmap2Material

 「テクスチャ」の元となる1枚の写真から、並べた場合の「上下左右」の「タイリング」を目立たなくする「補正」(「シームレス・テクスチャ」と呼びます)をしたり、「凸凹の法線マップ」や「高さマップ」などの各種「テクスチャ」を自動生成するツールです。

※PDFは準備中です。