「車のタイヤ」「首を振る扇風機」「電車のドア」など、私たちの周りには、機械が「動く仕組み」がたくさんあります。
この「動く仕組み」として利用されている代表的なもののひとつが、「リンク機構」です。

■ 編集部

「動く仕組み」は、単純な要素の集まり

 実際に動いている機械は、一見すると複雑な動きをしているように見えます。しかし、大きく見てみると「動く仕組み」は、「本体」「動力」「動く部分」の3つから出来ていることに気が付きます。

 基本的に、「本体」は「ボディ」、「動力」は「モータ」、「動く部分」は「タイヤ」「カム」「クランク」などが当てはまります。

「二足歩行ロボット」の場合、「本体」は「体」、「動力」は「モータ」、「動く部分」は「足」になる

「二足歩行ロボット」の場合、「本体」は「体」、「動力」は「モータ」、「動く部分」は「足」になる

リンク機構

 これら3つの要素のうち、「動く部分」は、「動力」である「モータ」の回転運動を別の動きに変える仕組みをもっています。
 先ほど挙げた「タイヤ」「カム」「クランク」もそのような働きをもちますが、そのなかでも特に応用範囲が広いのが、「クランク」の組み合わせで作られる、「リンク機構」というものです。

「クランク」は、「モータ」の回転運動を別の動きに変える役割をもつ

「クランク」は、「モータ」の回転運動を別の動きに変える役割をもつ

 「リンク機構」は、「機構学」に出てくる言葉で、「リンク」と言われる棒(クランクなど)を組み合わせて、思い通りの運動をさせる仕組みのことを言います。

「リンク」と呼ばれる棒をつなぎ合わせて、回転運動を別の動きに変える仕組みを作ったもの

「リンク」と呼ばれる棒をつなぎ合わせて、回転運動を別の動きに変える仕組みを作ったもの