日本を代表するゲームイベントとして、すっかり定着した「東京ゲームショウ」。海外からの注目度も年々上がり続けるこの祭典の、初日の様子をリポートします。

■ 納口 龍司

国際化がハッキリと

 「東京ゲームショウ」(以下、「TGS」)は、今年で26回目。
 今年は、37カ国の地域から、過去最多の614企業が出展。国際化が進んでいることは、会場でも実感できました。来場客、プレスともに、さまざまな国の言語が飛び交っていたのが、印象的です。

「東南アジア」や「メキシコ」などの企業も出展、「マレーシア」などは国をあげてブースを設営していた

「東南アジア」や「メキシコ」などの企業も出展、「マレーシア」などは国をあげてブースを設営していた

 また、この後で紹介する、「VRコーナー」や「インディーズ・コーナー」でも、海外勢の勢いが目立つ印象を受けました。

やはり注目は「VR」

 まず大きな注目は、以前から話題の「PlayStation VR」です。今年を「VR元年」と位置付ける識者もいるくらいですから、まずは「VR」に触れないわけにはいかないでしょう。
 今回は「VR」専門のエリアが作られ、各企業ブースでも注目のVR作品が出揃った感がありました。もはや、「VRである」ことだけでアピールするのではなく、「VRでどんな新しい体験を提供できるか」にポイントがシフトしてきたようでした。

「PlayStation VR」は人気タイトルを揃えてきた。

「PlayStation VR」は人気タイトルを揃えてきた。

FUTURETOWN社の体感シリーズ「TOTALMOTION」

FUTURETOWN社の体感シリーズ「TOTALMOTION」

 筆者が注目したのは、PDトウキョウ社が出展していた体感型アクションVRコンテンツ、「CIRCLE of SAVIORS」です。
 「VR」が構造的にもつ弱点として、体験者以外が楽しみづらい、体験者がその魅力を他人に伝えにくい、という点があります。しかし、このコンテンツでは「外部カメラ」からの中継という形で、ファンタジー世界で戦う体験者の世界を視聴できます。
 没入感を共有することはできませんが、「観客も一緒に応援できるVR」という課題に対する、ひとつの答とも言えるのではないでしょうか。

リアルタイムの合成映像で見る人も楽しめるVRゲーム「CIRCLE of SAVIORS」

リアルタイムの合成映像で見る人も楽しめるVRゲーム「CIRCLE of SAVIORS」