「GR-PEACH」は、高機能なCPUを搭載する、ハイエンドなマイコンボードです。ここでは、詳しい機能や特徴を紹介します。

■ 編集部

「GR-PEACH」とは

 「GR-PEACH」(ジーアール・ピーチ)は、半導体メーカー「ルネサス・エレクトロニクス」社製のCPU、「RZ/A1H」を搭載し、「Arduino互換」の拡張コネクタをもつ、「mbed対応ボード」です。

GR-PEACH-FULL

GR-PEACH-FULL

※mbed・・・ARM社が開発したプロトタイピング用の「マイコンボード」と、その「開発環境」の総称。


 「RZ/A1H」は、「ARM Cortex-A9コア」を採用しているのが特徴です。この「ARM Cortex-A9コア」は、「ARM Cortex-M系コア」のような、いわゆる「マイコン」と呼ばれるCPUとは一線を画しています。
 つまり、多機能かつ高機能で、タブレットやスマートフォンなどで扱われる「アプリケーション・プロセッサ」の部類に属しています。

 「アプリケーション・プロセッサ」は、「画像」や「音声」など、マルチメディアに関する有用な機能を簡単に扱うことができます。
 また、名刺大の小さな基板に、


・有線LANコネクタ
・USBコネクタ
・MicroSDカードスロット
・XBeeコネクタ
・専用無線LANモジュールコネクタ
・「Arduino/GR-SAKURA」互換拡張コネクタ


が搭載されています(または、追加できます)。
 さらに、ソフト格納用として、高速アクセス可能な大容量「SerialFLASH ROM」(8MB)を搭載しているので、たいていのことは拡張機器を追加することなく対応可能です。

2種類の「GR-PEACH」

 「GR-PEACH」には、「GR-PEACH-NORMAL」と「GR-PEACH-FULL」の2種類があります。違いは、「有線LANコネクタ」と「両側拡張ピンソケット」の有無です。
 「GR-PEACH-FULL」の価格が約1万円なのに対して、「GR-PEACH-NORMAL」の価格は、コネクタがないぶん約9千円と安価になっています。

「専用シールド」で機能を拡張

 「GR-PEACH」には、「RZ/A1H」がもつ多種多様なインターフェイスを活用できるように、「カメラ」や「LCD」などの機能を追加する、「専用のオプションボード」(シールド)が用意されています。

AUDIO CAMERA Shield

AUDIO CAMERA Shield